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MQQNEYES USA Open House & El Mirage Speed Trial!!



Moon Custom Cycle Shop(M.C.C.S)の"Sunny" Yanoです!

今回はMQQNEYES USAで開催されたOpen Houseとその翌日に初参戦したEl MirageでのSpeed Trialの様子をお伝え致します!

今回の出張は、久しぶりに”Wildman” Ishii-sanとご一緒させて頂きました!
いつも東南アジアのイベントにご一緒させてもらっているのですが、USA出張を一緒に行くのは初めてです!
今回もよろしくお願いします!



羽田空港からLAXヘ向かう飛行機に搭乗するため、空港に早めに向かったのですが、
出国手続き前の手荷物検査のゲートでの長蛇の列に驚きました!
時間帯にもよると思いますが、最近は、空港も混んでいますので、
海外に行かれる方は、早めに空港に向かうことをお勧めします!
ちなみに僕たちは、3時間前に空港に向かいましたが、搭乗口にたどり着いたので、ギリギリの時間でした。



しかも、搭乗時間が10分早まっていて驚きました。
遅くなることは多々ありますが、早まることあるんですね。。。



無事に飛行機にも登場することが出来、久しぶりのLAX Airportに到着!
今回は、レンタカーを借りたので、旅の相棒を迎えに行くことに!
なんと今回の相棒は、こちら!レンタカーじゃないとこんなの乗る機会ないかもです。



空港からMQQNEYES USAまでは、車で1時間弱です!

今回は到着が水曜日、MQQNEYES USAのOpen Houseが土曜日、El MirageでのSpeed Trialが日曜日のスケジュールです!
っとその前にいつもEye Shapeのサインと共に迎えてくれるMOON Dragsterが会社内に見当たりません。
聞くとCosta MesaにあるLyon Air Museumに展示されているとのこと。
これは挨拶に行かないとです!

ということで場所を移動して、Lyon Air Museumに到着。



こちらのミュージアムには、第二次世界大戦で使用された戦闘機などが展示されており、
今回は、このヒストリーのある場所に、ヒストリーのある車両が一緒に並べられていました!







飛行場の滑走路のすぐ隣のハンガーにミュージアムがあり、普通に稼働している空港なので、
滑走路で離着陸している旅客機もすぐ近くで見れました!



MOON Dragster、会場のセンターに展示されていました!



その他にも10台程の車両が展示されていました。





Museumで見ているともう夕食の時間となり、近くのシーフード料理のお店に向かいました!


なんとこのお店、テーブルに紙のテーブルクロスを引き、その上でお皿を使わずに食べるスタイルでした!
気が引けますが、思い切ってテーブルにケチャップを出して、フレンチフライを頂きました!



そして、メインはケイジャンソースが掛けられた、辛めのシュリンプです!
これをテーブルの上で手を使って食べます。
白ごはんもON THE TABLE!!


甲殻類食べる時、人は静かになると言っていましたが、
ふと隣を見ると”Wildman”Ishii-sanが黙々とカニ食べて嬉しそうにしていました。笑



さてさて、昨日準備が出来ずに終わってしまったので、今日はしっかりと準備です!
僕は、日本から僕梱包して送った荷物を受け取り、自分で開梱し、商品の準備。



“Wildman” Ishii-san-sanは、Chico-sanのLand Speed Machine #1533へのレタリングのお仕事。



お昼にランチでIn-n-Out BurgerのProtein Styleのバーガーを頂きました!
こんなカスタムが出来るのも、In-n-Outの楽しみですね!



Open Houseの準備が落ち着くと、次はEl Mirageの準備です。
同時進行でレースの準備も行います。
車両、必要備品を積み込み、準備完了!



そして土曜日。
MQQNEYES USAのOpen Houseの当日。



まだ薄っすらと明るい時間にもかかわらず、
早くからMQQNEYES USAの周りにはお客様が数台いらっしゃっていました!





僕らもすぐに駐車場にある車両を出し、スペースを作った頃に、展示車両や、ベンダーの方が続々と到着。





スタートの時間よりも早くにすでに多くのお客様が来て下さっており、
準備に追われていると、いつの間にか会社の前のストリートは、両サイドカスタム車両が止まっていました!




ストリート全体がイベント会場の様になっていました!
日本ではなかなか出来ないことですね。
すぐに警察呼ばれちゃいます。























会社内のスペースの展示も準備完了したころに、ショップもオープン!
ショップ内も多くのお客様で身動き取れないくらい賑わっていました。



“Wildman” Ishii-sanもすぐにPinstripeの仕事が入り、終始忙しくしていました。





ここでもHCS2023のShizukaniキャンペーンに皆さんにご協力頂き、多くの写真を撮らせてもらいました!









中には今年のHCS2023に来る予定だと言ってくれる方もいらっしゃいました!
MQQNEYES USAのOpen Houseでは、Machine Shop内も通路を作り、見学できるようになっていました!
MQQN Tankや、MOON Discを作っている場所が見学できます!









また、Chico-sanのLand Speed Machineの2台も間近で見ることが出来ました。



この日は、MQQNEYES USAの隣にあるHungry Boyというバーガー屋さんのスタッフもみんなMOONのTシャツを着てくれています!



というか駐車場がOpen Houseの来場者で占領されてますが、怒られないのでしょうか。笑



さて、お昼になると僕は明日のSpeed Trialにエントリーするために、会社を出発しなければなりません。
土曜日にレースに参加するための車両のInspectionと僕自身のエントリー
そして初めて走るので、Rookie Meetingに参加しなければなりませんので、
盛大に盛り上がっているOpen Houseを後にして、El Mirageに向け車を走らせます。



El Mirageに近づくにつれて、景色も変わり、ついにDry lakeの入り口に到着。



中に入るのに入場料を払い、入り口から丁度真反対の方向へ目印もなく、感覚で走っていると、



不意にコースのコーンが見えてきます。
初めてだったので、コーンが見えるまで、かなり不安でどうしようかと思いました。笑

スタートライン付近には、SCTAのトレーラーもあり、Inspectionの受付も行っていました。
車両を車から降ろし、SCTAのInspection Staffが隅々まで車両のチェックを行います。



悪いところはないと思うのですが、見られている時はなんか緊張します。



無事に車両のチェックも終わり、Inspectionを通った証明のステッカーをもらうことが出来ました。
Open Houseからそのまま来たので、そのままの恰好でポーズ!



次はエントリーです!
El Mirageは、複数のクラブが存在し、本当はクラブに所属して、
コース整備などのボランティアを行わないといけないらしいのですが、
今回はGuestとして参加させて頂きました!
こちらも無事に完了!
SCTA Driverのリストバンドゲットです!



そして、最後にRookie Meeting です!
今回はBonneville Speed Week 直前ということもあり、エントリー台数も少なく、
ミーティングも4チームくらいしか参加していませんでした。
細かくルールを説明してくれていたと思うのですが、これがなかなか聞き取り辛く、
半分も理解できたかどうか不安が残るミーティングでした。
スタッフが優しく毎回ここまでで質問はありますかと聞いてくれるのですが、何が分からないか分からない。。
何とかなるだろう!と思いミーティングも乗り切ったのですが、
案の定次の日、ルールを破り2回怒られました。
レコードはブレイク出来ませんが、ルールはブレイクしちゃいました。笑



とりあえず、ミーティングも終わり、この日はマシンも積み込み、ホテルへと戻りました。

ホテルへ戻った後、Open Houseも無事に終え、片付けも終わらせてきた”Wildman” Ishii-sanと合流。
明日の無事を祈って乾杯です!



そして、El Mirage Speed Trial当日。
Chico-sanと一緒にEl Mirageを目指し、7時のDrivers Meetingへ参加しました。
アメリカの国歌が歌われ、ついにレースが開始となりました!



今回は初めてのレースですので、目標スピードを100mphにして無理をしないようにしようと思います。
来月のBonneville Speed Weekもありますからね!

スタートラインに並ぶ時、ラインの入り口からバイクを押して入場したのですが、
結構な距離押さないといけないので、エンジン掛けて乗っていったところ。
まず一回怒られました。。。



何とか許してもらい、気を取り直してスタートラインに並びます。
コースは1本ですが、横幅が50m程あり、
距離は、スタートからゴールまでが1.3マイルゴールから1マイルが減速区間の合計2.3マイルのコースです。
スタートラインからは、蜃気楼などもあって、肉眼でゴールラインが見えません。



スタートのラインは4本ありますが、1台ずつ順番に走るので、
コースの状況を見たり聞いたりしながら、左側、真ん中、右側のどこを走ったがいいかを考えます。
今回は、スターターのスタッフの方が右側の方が良いよと教えてくれました。



ついにスタートラインにつき、後は自分の順番を待つだけ。



Land Speed Raceへの参戦を決めたのが、僕が26歳の時。
2018年のBonneville Speed Weekに行き、スタートラインに立った時に、
コースの先を見てみたいと思いました。



天候やコロナで走れない状況が続き、32歳になってやっとスタートラインに立てました。



走ってもないのに涙が出そうでした。

そんな感傷に浸ってる時間もなく、続々と他のマシンがスタートしていきます。
最前列に来る前には、ヘルメットを被っていつでもスタート出来る状態にしているので、
声はあまり聞こえず、スターターとの会話はほぼジェスチャーです。
次お前だからなと指さされ、エンジン掛けてと手をクルクル回し、
スタートの時は、ゴールラインを指さしてくれます。



走っている間は、予想以上にコースがガタガタでバランスを取ることに精一杯でした。 もう気が付いたらゴールラインを過ぎてる感覚です。
横幅が50mあるはずのコースがいきなり狭く感じて不思議でした。
でもなんとなく、このレースにハマっちゃう感じ分かりました。
広大な土地でアクセル全開で、自分はバランスを取るだけ。こんなこと日本じゃ経験できないですもんね。

1本目の記録は、94.481 mph。

ゴールラインを越えて減速した後、
Chico-sanが運転しているChevy Vanの迎えを待ってないといけなかったのですが、
そのままゆっくりReturn Roadを戻っているとまたまたSCTAのスタッフに怒られちゃいました。
とりあえず止まって待ってないといけないみたいです。笑

これで最初のRookie Runは無事に終え、SCTAの“E”ライセンスをゲット!





ライセンスがAに近づくにつれて25マイルずつ最高スピードを出していいことになります。
AAライセンスを経て、Unlimitedライセンスがあります。
Rookieは150マイルまでしか出してはいけません。
ってミーティングで言ってた時に、ふと計算してみたのですが、240キロ。。
出せるかい!ってなりました。

気を取り直して、2本目!
1回怒られたことは、2度やらなければOKです!
1本目よりもスムーズにスタートラインに到着。今度は怒られませんでした。
心なしかスタッフの方が頷いていた様に見えました。笑



1本目よりも周りを見る余裕が出て来ました。
結構写真を撮ってくれている人がいっぱいいて、
みんな応援してくれているのがやっとわかりました。

1本目、ハンドルのブレがすごかったので、ステアリングダンパーの調整と、
乗り方を少し変えてみて、いざ2本目スタート!



記録は107.052 mph



目標としていた100 mphを超えることが出来ました!!

走っている最中は、出走したマシンの情報と出したスピードがリアルタイムでラジオで放送されるので、
ゴール後、Chico-sanがマシンを迎えに来てくれた瞬間に、レコードを教えてくれます。
聞いた瞬間嬉しくて走っている最中の恐怖感がすべて吹っ飛びます。

午前中に2本走れたので、ちょっと休憩のため、ランチタイム!



お昼は、パンにハムとサラダを挟んだサンドイッチです!
Dry Lakeの中で食べるので、絶景の中で食べられます!
多少の砂は隠し味です。

みんなでランチタイムを取っていてふと気がついたのですが、
クルーが超豪華メンバーです。笑

右から
MQQNEYES USA Chico-san
MQQNEYES, Shige-san
Pinstriper Wildman Ishii-san
Imagineer emi-san
自社イベントの次の日なのに、こんなところまで来て頂いて恐縮です。



そういえば、今回のレースの会場となるDry Lake El Mirageの説明がまだでしたね。
El Mirageは、ロサンゼルスから2時間程車で走った場所にあり、
昔は湖だった場所が干上がって出来た広大な土地です。
元々湖だったこともあり、湖底にあった泥のような土が固まって、
通常の荒野よりも固く固まったフラットな土地です。
そんな広大な土地を利用して行われているのが、今回参加させて頂いた、El Mirage Speed Trialです!
周りに遮る山や建物もないので、風の影響を大きく受けやすく、竜巻も発生しやすい地域となっています。




ランチも食べて最後の3本目を走るためにスタートラインに並びます。
3本目のラインに並んだ時、丁度Kiyo‘s GarageのKiyo-sanとKat-sanもラインに並んでいたので、
Kat-sanのスタートを見ることが出来ました!



マシンももちろんカッコ良かったですが、
スタート後の走り去っていく姿が本当にかっこよかったです!

Chabott EngineeringのKimura-sanも話しかけて下さいました!



さて、ついにラストランの順番が回ってきました!
これが最後と思うと名残惜しいのですが、最後は楽しもう!という意気込みでチャレンジです!



3本目の記録は、99,413 mphでした!



最後にマシンをChevy Vanに積むときは、無事に今回完走出来た事に安堵出来ました!
1本目は、緊張と恐怖で震えましたが、3本目はレースを楽しめたと思います!!



スタートラインからでは、走ってる様子の写真を撮れないのですが、
PhotographerのEric Geisertさんが写真を撮って頂いていました!


©Eric Geisert
Instagram:https://www.instagram.com/egeisertphoto/

レースも終わり、無事にMQQNEYES USAのあるSanta Fe Springsに帰ってきたのですが、
使用したChevy Vanのタイヤも砂だらけ。もちろんボディも砂だらけです。
レースを走ったマシンにももれなく隅々まで砂だらけなので、掃除が大変です。



マシンも清掃後、少し改善しなければならない箇所がありましたので、
Hog Killer Aki-sanが車両を引き上げに来てくださいました!



来月に開催される、Bonneville Speed Weekに向けての最終調整です!

MQQNEYES USAのOpen HouseからEl Mirage Speed Trialまで、
ここまで長々と読んで頂きありがとうございました!

それぞれのイベントの様子を動画に収めた、
Imagineer “emi”-sanのYouTube動画やWildman Blogでも配信されますので、
ぜひそちらもご覧ください!

“Sunny” Yano
Sunny Yano
MOON Custom Cycyle Shop のSunny 矢野です!Motorcycle の事ならなんでも気軽にお問い合わせください!

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